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2022年MotoGP第9戦 カタルーニャGP [モータースポーツ]

兄エスパルガロPP


地元GPの兄エスパルガロが最高に乗れていて、アプリリアはマックス・ビアッジの姿もあって盛り上がっている。

予選2位は最近追い上げてきているバニャイア、3位がヤマハと2年契約を決めた日本車で孤軍奮闘中のクアルタラロ。


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決勝は、長いストレートで350kmまで加速したマシンが1コーナーに飛び込んだ。

12番手スタートから狂ったように4番手に浮上した中上が、そのままの勢いでマシンを転倒させ、中上はヘルメットからバニャイアの後輪に激突し、タイヤに巻き上げられた中上のヘルメットのバイザーが弾き飛ばされる・・・普通なら即死だ。

転倒した中上のマシンはそのままの勢いで先頭集団にいたリンスに激突・・・前戦から2戦連続で中上ミサイルに突っ込まれたリンスは大きく跳ね上げられて左手首骨折。

絶妙のスタートを決めたクアルタラロは、ほぼ互角の速さだったバニャイアが中上ミサイルの餌食になった為、トップを独走。

兄エスパルガロとマルティンの2位争いが熾烈で、2台が競りあえば競り合う程トップ独走のクアルタラロが楽になる展開。

残り4周、2位のマルティンを3位の兄エスパルガロが抜いて表彰台が決定的になったアプリリアのピットが盛り上がった。

しかし最終ラップに入ったところで周回数を勘違いした兄エスパルガロがゴールと思ってスローダウン、気がついて再び走り始めるも時既に遅し。

優勝は、まるでロレンソの様にクアルタラロが1周目から一度もトップを譲ることなく独走でゴール、2位はマルティン、3位に棚ぼたのザルコが続いた。

クアルタラロ以外下位に沈んだ日本車勢の成績は深刻で、弟マルケスが10位、モルビデリが13位、レプソルの弟エスパルガロはビリの17位だった。

クアルタラロとヤマハのファンの俺には、2年契約と優勝というこれ以上ない最高のGPだったのだ。