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2022年MotoGP第6戦 スペインGP [モータースポーツ]

バニャイアPP




いよいよバニャイアが乗れてきた感じで、予選も絶好調でヘレスを大得意のクアルタラロもポール奪取はならなかった。


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決勝も、スタートで飛び出したバニャイアとクアルタラロのトップ争いが続いた。

というか、トップ2台だけのレースって感じだった。

ただバニャイアがミスを犯さない限りクアルタラロがトップに出る感じは無かった。

毎周前周のリプレイを見るみたいな感じで、淡々と周回を重ねている・・・ただ、クアルタラロも無茶な接近戦を仕掛けず、2位のポイントを確実に取る走りにも見えた。

意外だったのが母国レースのマルケスで、全盛期の転倒を回避する走りも戻っていたが、タイムが伸びず4位でゴールした。

確かに見た目は怪物マルケスだが、どこからでも強引にねじ込んで抜き去る走りではなかった。

気になるのはクアルタラロ以外のヤマハ勢で、勝つ気が無いサテライトはさておき、ワークスのモルビデリの低迷が痛すぎる。

バニャイアの見事なポールトゥウインだった。

で、この記事は決勝翌日に行われたへレステストの日に書いているんだけど、スズキのMOTO-GP撤退が報道された。

コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻による経済不況を理由に、スズキの社長はレース参戦継続を希望していたものの取締役会に反対されたらしい。

ただそれは表向きの理由で、ミールがチャンピオンを獲得してもバイクが思ったほど売れなかったのかも・・・スズキの母国の日本でMOTO-GPの人気がないのも大問題で、殆どの取締役はMOTO-GPを知らないんじゃないかな。

あと、スズキは大きなスポンサーが付かなかったのも解せない。

それと、今回のへレスGPから電動バイクによるチャンピオンシップ「MotoE」が行われたが、時代の流れはもうガソリンエンジンのレースでは無いのかも。

環境問題に対しての企業イメージを考えると、今のMOTO-GPへの投資は厳しくなるだろう。

でも、大好きなMOTO-GPだけど、日本のメーカーが全て撤退したら流石の俺も見なくなると思う・・・ニトロ芳賀の最後の頃だったと思うが、スーパーバイクがドゥカティだらけになった時があって芳賀が孤軍奮闘していたんだけど、翌年芳賀がドゥカティに移籍した途端にドゥカティがMOTO-GPに参戦するようになってスーパーバイクは予算削減で勝てなくなった・・・。

でもF1も同じだけど、基本ヨーロッパのレースはヨーロッパのメーカーの為にあるようなもので、MOTO-GPから日本メーカーが去っても主催のドルナは痛くも痒くもない。

ただ、スズキの撤退でライダーの去就の図式が変わると思う。

ジョアン・ミルは以前からポル・エスパルガロに変わってレプソル・ホンダという噂があったが、並列4気筒からV型4気筒へ移るのはロッシやロレンソでもダメだったので、ヤマハでクアルタラロと組んで、モルビデリはWithUヤマハRNFに降格で良いと思う。

スズキを応援していたので、突然の撤退表明にガッカリなのだ。