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データの収集と整理 [日記]

執念で発掘



今回久しぶりに取り組んでいるテープメディアのデジタル化だけど、ファイルのリストを制作していて忘れていた事を思い出した。

MargeLitchの「真実の指輪」「悲劇の泉」「ファンタージェン」プログレ3部作は、作曲した順序だとファンタージェン収録の曲が最も古く、「真実~」「悲劇~」という順番になる。

1998年にフランスのMusea Recordsから発売されたファンタージェンは、1991年に発売したMargeLitchのファーストCDを新たに作り直したリメイク版で、作曲した順序もバラバラだった。

曲が数曲揃った時点で「CD制作」「コンセプトアルバム」という話になって、世良さんが作った物語りに即して他の曲を作り、1つの物語に纏めた。

あのアルバムで最初に出来た曲はファンタージェンだったと思う・・・当時はキーボード担当が居なかったので最初のシーケンスフレーズをベースで弾いていたと思う。

アルバム制作も自前のレコーディング機材で、録音からトラックダウンまで全て俺自身でやっていたので、事前に何かを用意する必要がなかった。

しかし、「真実~」以降の作品はヌメロ・ウエノ氏主催のメイド・イン・ジャパン・レコードのスタッフによるレコーディングだったので、実際にテープを回すエンジニアさんに曲風や全体像を伝えるために「デモテープ」を作っていた。

「再録ファンタージェン」の録音時はファーストCDがあったのでデモテープは作らなかった。

で、今回ファイルの整理をしていて「悲劇の泉」のデモテープが出てきた・・・今回動画でMargeLitchFC会長の寺ちゃんに動画関係で色々情報交換していて、この話をするとMargeLitch結成15周年でファンクラブ会員限定配布のDCに「悲劇の泉」のデモテイクが入っていた事を教わったが、今回発掘したのは2枚組のCDの1枚目の曲のデモテープを発掘した。

悲劇の泉のデモテープで「デモテープ」の存在を思い出してしまい・・・それなら「真実の指輪」のデモテープって何処にある?となった。

もうファイルのデータベースは殆ど完成しているが、テープもデジタル化した形跡も無い。

何処かにマスターテープがあるはずだと発掘を続けた・・・DATはもちろんカセットテープまで発掘したが見つからない。

でも確かに作った記憶はある・・・意地になって探し続けるとVHSビデオテープの山の中から発掘した。


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当時は、録音レベルをオートで無くマニュアルで可変設定出来るビデオデッキを持っていたので、映像の無い音声のみのモノもカセットテープ代わりにVHSビデオテープに録音する事が多かった。

で、真実の指輪のデモテープは、判る範囲では一度もデジタル化はしていないと思う。

今現在もVHSのビデオデッキは回転ヘッドならではの「テープとの相性」があるので2台所有しているので、ビデオデッキからPCのオーディオインターフェイスに繋いでデジタル化した。

でも、VHSテープに録音していたとは思わなかったので、厳しい探索だった。

ファイルの整理が済めば、近いうちに新コンテンツで公開しようと思うのだ。