悲喜こもごも

衆議院選挙



衆議院選挙の結果が出た。

自民　 261（15減）
公明　 32（ 3増）
立憲　 96（13減）
共産　 10（ 2減）
維新　 41（30増）
国民　 11（ 3増）
れいわ　 3（ 2増）
社民　　 1（増減なし）
Ｎ党　 　 0（ 1減）

今回の選挙は、全体的には総理大臣がイメージ最悪なガースーから岸田氏に代わってコロナ対策などで批判が多いピンチをどう立て直すのか？に注目していたが、選挙前の50議席減とかの状態から首相をすげ替えて持ち直し、絶対安定多数の261議席を自民が単独で獲得した事は大勝と言って良い結果に終わったと思う。

他には、ほぼネットの中でしか話題にならなかった山本太朗が、オフラインで何処まで健闘するか？つまり、ネットの実際の影響力がどの程度なのかにも興味があったが、結果は予想以上にネットに影響力はあると感じた。

話題になった「野党共闘」ではれいわが3議席獲得した一方で、立憲と共産はともに議席を減らし共闘は共倒れの大失敗という結果となった。

俺なんかは真白リョウという名前で自由党～希望の党から立候補していた立憲民主党大阪12区の「宇都宮ゆうこ」さんを選挙区が違うので遠く東京から応援していたが、維新の議員に大差を付けられて大敗した・・・非常に残念！

開票速報番組も、最初は石原軍団の応援が無くなった自民の石原伸晃氏の演説の前で大声でヤジってたオバチャンとかを見て笑い転げていたんだけど、どのチャンネルに変えても選挙だから次第に飽きてきた所に京王線の車内で男が刃物で男性を刺し液体をまいたうえでライターで火をつける事件の速報が出て、一瞬で選挙が吹き飛んでしまった。



やはり仏滅の選挙は縁起が悪い。

今回の選挙は大阪を中心に活躍している維新が大躍進の一人勝ちという結果に終わった。

自民と立憲で減った議席が全部維新に回った・・・辻元清美氏を軽々と葬り去る維新のパワーの凄さには驚いたが、俺は維新が危険だと思っているので、どうか生駒山より東側には来ないでもらいたいと願っている。

維新は選挙も強くて、今回は立憲が共闘で統一候補を立てていたけど、大阪なんて完璧に公明と維新の棲み分けが出来ていて、どちらも立てた候補は無駄なく完勝で、立憲がやらなければならない事を維新が完璧にやっていたのには驚いた。

維新に風が吹いたのでは無く、やることをやっている維新の実力だと思った。

俺なんかは政治は詳しくないんだけど、維新といえば竹中平蔵的新自由主義というか、生産性を競う競争社会での「勝ち組の味方」というイメージなので、大阪には自分を勝ち組だと思えるお金持ちが多いんだなと驚いた。

確かに大阪で乱立ラッシュのタワーマンションなんて完成した瞬間に完売らしいし、大赤字のオリンピックでフラフラの東京なんかよりIRカジノや万博に突き進む大阪の方が景気がよいんだと思う。

良くも悪くも、これからは大阪の時代だと痛感したのだ。