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2021 MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP [モータースポーツ]

バニャイアPP




予選はウエットから乾きつつある難しい路面。

ポールはバニャイア、2位にチームメイトのミラー、3位は特別仕様のロッシカラーのマリーニとドゥカティ勢が独占。


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我らのクアルタラロは、無理をせず自己ワーストの15位スタートとなった。

決勝はドライとなり、ミラーが飛び出してバニャイアを先に行かせて後陣をブロックする作戦で、前戦優勝で復活したマルケスとポル・エスパルガロが食らいつく。

ドゥカティとホンダがかなり好調で、スタートで出遅れて17位まで下がったクアルタラロも少しずつ順位を上げて行く。

レース中盤からはトップのバニャイアとマルケスの一騎打ちとなる。

両者周回を重ねるが、マルケスは抜きあぐねている素振りも無く機械のように付いていく。

後半、バニャイアがスパートを掛けるが、マルケスも同じ間隔で付いていく。

チャンピオンポイントとは無関係の気楽なマルケスと違い、バニャイアは勝つことと転倒しない事が求められており、マルケスを振り解けない中で冷静に走っている様に見えた。

しかし、バニャイアが転倒リタイアとなり、その瞬間に3位を走行していたクアルタラロの2021年、フランス人初のチャンピオンが決定した。

レースはマルケス優勝で、ポル・エスパルガロが2位というホンダの1・2フィニッシュ、3位に空気の読めないバスティアニーニ、クアルタラロは4位でゴールした。

シーズンを通して、大崩しない安定した強さを見せたクアルタラロはチャンピオンに相応しい見事な走りだった。

ヤマハはここ数年低迷するロッシとか、ヴィニャーレスなんかに振り回されていたが、やっとホルヘ・ロレンソに代わるチャンピオンライダーの登場となった!


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クアルタラロ、チャンピオン獲得おめでとうなのだ!!