DeNA VS 阪神 2021年9月12

1敗



西がやっと勝って、秋山も復調してくれて、意気揚々と本拠地ハマスタに乗り込んで「ガンケルで頂きやで！」と思ったら今永に返り討ちにあった。

俺は職場のテレビの前に陣取って、お昼から女子カーリング日本代表決定戦で苦戦しているロコ・ソラーレを全力で応援していた。

とりあえずテレビ前のテーブルにコーヒーと、今回は期間限定に弱い俺は「季節限定」の「おさつスナック」を準備してスタンバった！






あと1つでも負けると日本選手権女王の北海道銀行が代表の座を獲得する絶体絶命のピンチで、ロコ・ソラーレは連勝しなければならない状況だった。

しかし、試合後半からスキップの藤沢五月が調子を上げ、本橋麻里代表とガッツポーズで笑顔になるなど勢いが出てきた。

両チーム出場選手8人全員が北海道の北見出身で、1名を除いて全員がオリンピック経験者というレベルの高さで、一投でも失敗があれば試合が大きく傾くピリピリムードだった中で、本当は１つも外せないはずのロコ・ソラーレが主導権を握って北海道銀行にプレッシャーを与えていった。

ロコ・ソラーレが勝って対戦成績を五分に持ち込んだ。

泣いても笑っても次の試合で決まる…アナウンサーが「次の最終戦は5時からです」と言った。

これは野球見てる場合じゃないなと思い、そのままテレビの前を動かないことにした。

最終戦もガチンコの激突となった。

北海道銀行は圧倒的有利な状況で後一試合を勝ちきれなかったが、それでもチームワークを乱さずに我慢強く重圧と戦った。

逃げ切ろうとするロコ・ソラーレに、北海道銀行が後半追い上げてほぼ互角の戦いとなった。

最後に残ったストーンは後攻ロコ・ソラーレスキップの藤沢五月で、北海道銀行よりハウスの中心に投げきれるかの勝負になった。

投げる力が強すぎればストーンが止まらないし、弱すぎれば幾らスウィーパーが頑張っても届かない。

そのプレッシャーが掛かる中で、藤沢五月は見事ドローショットを決めた！！





それを見届けた吉田知はヘタヘタと座り込んでしまった…まさに死闘だった。





これで北京五輪日本代表の座を手にしたロコ・ソラーレは12月にオランダで開催される世界最終予選に出場し、残り3枠の五輪出場枠獲得を狙う。

この勢いのまま2大会連続の五輪出場を勝ち取って欲しいのだ。