2019 MotoGP 第16戦 日本GP

マルケスPP

GPはいよいよ茂木にやってきた。




前戦のタイGPでチャンピオンを決めたマルケスが、王者としてどんな走りを見せるのか？に興味があったけど、ポイント争いのプレッシャーから解放されたマルケスは、リミッターが解除された化け物だった。




ウイニングラン中に燃料切れになるという、運も最強だ。




もしMOTO-GPがオリンピックの陸上競技みたいなモノであれば「マルケス凄い」だけで全然問題ないんだろうけど、MOTO-GPは決まったメンバーで世界を転戦するサーカスだ。

だから、お金を取って今回の日本GPを見て需要があるのか？となると、そもそもモータースポーツ文化が根付いていない日本では厳しいと思う…中上も肩を痛めてレースどころでは無いし、マルケスと戦える選手もいない。

問題は、来年もマルケスのワンマンショーを淡々と見せ続けるのか？って事で、ロッシの衰えは目立ってきたし、クアルタラロがワークスに昇進しても、相手がマルケスでは役者が違う気がする。

ロレンソも、このまま上向かなければ引退もあると思うが、そうなる前にマルケスしか乗りこなせないマシンのホンダから出て欲しいが…今のロレンソに他のワークスチームが欲しがる魅力は無いのが現実だと思う。

つまり、当分マルケスの「凄い」が続くんだと思う…これはモータースポーツではよくある事で、F1もマイケル・シューマッハ全盛期はつまらなかった。

ありえないが、来期マルケスがKTMに移籍してくれれば、最高に盛り上がると思うが…チャンピオンを決めた後も鬼の様に勝ちに行くマルケスを見ていると、それは無いと思った。

今回のテレビ実況も、解説陣は「凄い」しか言っていなかったし、それ以外に言いようがなかったと思う。

でも「凄い」と「面白い」は全然別の話なのだ。