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宇宙の姿 [宇宙]

膨張している[夜]


我々の住む地球を含む太陽系は天の川銀河に属している。

宇宙には無数の銀河が点在しているが、これらは今からおよそ137億年前にビッグバンで急速に広がったとされていて、これをインフレーションと呼んでいる。

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ビッグバンで始まった宇宙は、その後も広がり続けているが、やがて内部に発生した銀河などの重力が引き合うことで収束していくのでは無いか?と思われていた。

望遠鏡の性能向上で、様々な遠くのものが観測できるようになったが、その中で宇宙の広がりの現状を観察するのに使われるのが超新星爆発で、爆発時は凄い光を出すんだけど、これはどれも一定とされている。

70億光年先で起きた超新星爆発は暗く、30億光年先では明るく、どちらも地球から遠ざかる速度を計った結果、宇宙は収束に向かうどころか広がりを加速させ続けている事が判った。

本当なら重力が引き合うはずなのに、逆に離れて言っている理由はダークエネルギーだとされているが、まだ宇宙空間の大半を占めているはずのダークエネルギーが観測されていないので、現状では「そういう物質が無いと宇宙の現象を証明できない」というモノでしかない。

重力の事を太陽系の惑星の動きに当てはめれば、太陽に近い水星や金星は、太陽から遠い位置にある木星や土星より速いスピードで太陽を周回している…内側の方が速くて、外側になるほどゆっくり回っている。

ただ、これが銀河となると、同じスピードで回る。

銀河の場合はブラックホールを中心に渦巻き状に銀河が並んでいるが、内側も外側も同じスピードで回っていて、それを説明するにはダークエネルギーと逆のダークマターという物質が働いているとされているが、まだ観測されていない。

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137億年間膨張し続けている宇宙だけど、不思議なのはダークエネルギーは薄まるどころか、もどこからとも無く出現して増え続けているらしい。

で、俺はこれを大乗仏教の世界というか、般若心経の色即是空では無いか?と思った。

「色」とは、宇宙に存在するすべての形ある物質や現象を意味し、「空」は、恒常な実体がないという意味で、まさにこれはダークエネルギーでは無いのだろうか?

大乗仏教の中の秘密教、つまり密教の本尊で宇宙そのものを指す大日如来の世界なのでは?

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確かに宇宙と仏像は似ているのだ。