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特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

東京国立博物館 平成館[カメラ]

トーハクで開催されている特別展「国宝 東寺」に行ってきた。

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東寺といえば空海で、俺の名前も弘法太子から頂いているので開催と同時に行きたかったんだけど、職場の関係でドタバタしていたので時間が取れず、開催期間中で空海が唐から持ち帰った5人の祖師像が4月16日から21日の6日間、全幅を一挙に展示するとのことで、何とか上野に飛び込んだ。

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早朝の混雑を避けるため、上野駅に10時頃に行ってみた。

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館内はやや混み状態だったが、入口ゲートや平成館前での人数制限などが無くてスイスイ館内に入れた。

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前半は仏像以外の曼荼羅図などのアレコレで、物販コーナーを挟んだ後半が仏像曼荼羅。

前半はピカピカ金色に輝く国宝の密教法具が格好良かった。

迫力抜群な国宝 兜跋毘沙門天立像は四天王の時は多聞天と呼ばれていて、地天女に支えられている。

俺は東大寺中門の 兜跋毘沙門天が好きだけど、東寺のも凄い…東寺の近くにあった平安京羅城門に安置されていた。

東寺観智院の五大虚空蔵菩薩坐像も、まぬけな顔の獅子の上に乗っていたりして楽しい。

そして仏像界イチの美男子国宝 帝釈天騎象像は写真撮影OKだった。

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館内は毎度の暇をもてあました物見遊山な年金生活者達と美しいモノ好きなオバサン達なので、皆「ハンサムね」と言いながら係員の「ストロボは使わないでください!」の案内を無視してバシャバシャストロボを炊いてシャッターを切っていた。

ゾウさんも可愛い。

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しかし、巨大な象と同じくらいの大きさということは、帝釈天はそうとう大きい。

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降三世明王立像の迫力も凄かった。

仏の教えに従わない神々のシヴァ夫婦を踏み殺しているんだけど、怖さでは仁和寺展で見た福井・明通寺の降三世明王も凄かったが、東寺も負けていなかった。

とにかく仏像が心配になるほど接近してどの角度からも見れるので、実際に東寺で見るより大きく見えた。

みうらじゅんさんも言っているけど、仏像を「見る」という点では博物館の方が良く見れる。

最後のコーナーは何度も廻り、大満足で物販コーナーへ。

図録はバッグとセットで購入。

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東寺公式の海洋堂製フィギュア「帝釈天騎象像」をゲット。

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これで我が家の須弥壇は東大寺の月光菩薩、釈迦誕生像、興福寺の龍燈鬼に東寺の仏像が加わった…嬉しい。

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今回の特別展「国宝 東寺」の異形の明王の数々を見て、改めて仏像の奥深さを感じた。

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また東寺に行きたくなったのだ。