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特別展 『仏像の姿』~微笑む・飾る・踊る~ [寺社・城・仏像・ミュージアム]

三井記念美術館[ぴかぴか(新しい)]

特別展「仏像の姿」は、以前から楽しみにしていた。

有名な大寺の国宝仏像も凄いけど、地方のマイナーな寺にある珍しい仏像を集めた特別展は、その仏像を見るだけにアチラコチラに飛び回る時間もお金も無いので、仏像ファンには有り難い。

仕事を終え、職場で時間調整をして日本橋に向かった。

秋葉原から神田までブラッと歩いて地下鉄銀座線で一駅、三越前駅で下車。

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地上に出ると快晴、最高の見仏日よりだ。

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この辺りの雰囲気は都会的なんだけど、六本木と違って人が多い。

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立派なビルが建ち並んでいる。

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三井のビルも立派だ。

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チケットを買って特別展「仏像の姿」に入る。

今回の特別展は主任学芸員の海老澤さんと、清水館長が…

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全国を廻って珍しい仏像を集めてきてくれた!

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迦陵頻伽だ!…これが見たかった!

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迦陵頻伽は上半身が人で、下半身が鳥の極楽浄土に住むとされる想像上の生物…こういうのは好き。

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靴の先やかかとの部分に穴が空いている像があった。

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口笛を吹いていたり、表情が豊か。

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変わった仏像ばかりかと思っていると、正統派でかなり良い仏像もあって奥が深かった。

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見事な美しさだった。

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奈良の僧侶から大顰蹙を買ったせんとくんの作者である籔内佐斗司教授とのコラボで、東京藝術大学保存修復彫刻研究室の模刻作品も展示されていた。

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せんとくんは不気味だけど、ゆるきゃらの中ではブカブカのかぶり物では無く、球団マスコットでいえば中日のドアラみたいに下半身とかはそのままなので、走ると速い。

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模刻作品は慶派仏師が人気の様で、天燈鬼・龍燈鬼があったが、良くできていた。

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次はどんな仏像かな?と、館内を歩き回るのが楽しくて、何処かで同じ様な気分になったなと思ったら「なら仏像館」だった。

残念ながら東京に似たような仏像専門の博物館は無いので、今回の「仏像の姿」の様な特別展は貴重だ。

大満足で終了、売店で図録を買った。

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仏像の楽しさに触れて、幸せ気分なのだ。