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2018MotoGP第14戦アラゴンGP [モータースポーツ]

ロレンソPP[モータースポーツ]

予選は好調ロレンソがポールゲットで、ドゥカティへの対応はもちろん、ライダーとしてのポテンシャルが本物である事を照明した。

決勝は、勢いよく飛び出したロレンソに、1コーナー手前でマルケスが無理なスピードで突っ込んでオーバースピードで曲がりきれずにコースアウトした。

行き場を無くしたロレンソが、抜き所の少ないアラゴンで後続に抜かれまいと、滑りやすいコーナー外側でアクセルを開けてハイサイドで転倒、足の指を骨折してしまった。

その後マルケスは好調ドヴィツィオーゾとトップを争いながら周回を重ねる。

アラゴンを苦手としていたドヴィツィオーゾが善戦しているかに見えたが、タイヤを温存していたマルケスがスパートを掛けると一気に勝負が付いた。

最後は王者マルケスが貫禄のゴール、振り返ればコーナーの名前まで付いたマルケス為のグランプリだった。

ただ、今回のレースではロレンソがマルケスに怒っている。

マルケスの走りはマルケスさえ良ければ後は何でも良いという傲慢な横着さがある…これまではそれをマルケスだけが突き抜けて速くてテクニックがありすぎるので、他がそれに合わせられないという擁護もあった。

しかし、ポールはロレンソだ…バトルで無く、単純に1周が最も速く走れるのはロレンソ。

そんなロレンソを攻略するには、普通に走ったのでは勝てない。

そこでオーバーランしても、コーナーでロレンソの前に突っ込むしか無かった。

写真で見ると、マルケスは曲がりきれないスピードで突っ込んだ為に外に大きく膨らみ、グリーンエリアを走っている…こんな姑息なのがチャンピオンの走りなんだから嫌になる。

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これはテクニックなどでは無い…やろうと思えばMOTO-GPのライダーなら誰にでも出来る。

ただ、ロッシも言っているが、全員がそれをやり出すと危険すぎてレースにならない。

問題はこの事にペナルティーを課さないレース・ディレクションで、マルケスは偶然そうなったのでは無く確信犯。

何処までが安全かの線引きをマルケス「だけ」がややこしくさせているのだ。