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阪神 - ヤクルト 18.08/28~30 [阪神タイガース]

3タコ[野球]

高校野球が終わり、阪神が聖地甲子園に戻ってきた。

そしてヤクルトに痛恨の3連敗。

地元甲子園で勝てない。

今年の甲子園での成績は、これで16勝28敗1分けになった…阪神が甲子園を苦手とするってどういう事なのか?

トラファンの間では、阪神のホーム球場はハマスタになっている…ハマスタだと安心して見ていられる。

このままの勢いで負け続けてAクラスもダメになれば、雨天順延になった残り試合が消化試合になる可能性が出てきた。

そうなると高校野球と違ってプロ野球だから営業の方が大変な事になる。

ファンが減るのは間違いない…俺も90年代の暗黒期は新聞で試合結果を見るだけの頃があった。


いよいよどん詰まりになってきた。

選手起用とか監督コーチの采配とか以前に、先発投手もいないし、打てない。

ロサリオやマテオ、モレノも退団な感じでナバーロも微妙、残るのはドリスとメッセンジャーくらいだけど、ドリスもそろそろ賞味期限が来ている感じ…あとロサリオを連れてきたスカウトもクビにして欲しい。

手放したロサリオが他球団で活躍すれば、それも阪神首脳陣には反省する薬になる。

俺は今度2軍から上がる青柳に注目している…やってくれると期待している。



さて、今年は諦めるとして、問題は来年。

金本監督の監督としての実力は…今の成績が雄弁に物語っていると思う。

外野では、そろそろ監督を交代させろという声もあるし、俺なんかもそう思わないでもないが…最近金本監督にちょっとした変化を感じて、俺の考えも変わってきた。

これまでの金本監督はどこかに現役時代の名残みたいなのが見え隠れしていて、それが監督としてはマイナスに作用していた気がする。

しかし、ここ数週間の金本監督は良くも悪くも急激に「阪神の監督」の顔になってきた…現役選手の雰囲気という「力み」が消えたと感じる。

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俺は金本監督の無駄な昭和風味の威圧オーラが消える事で、萎縮していたゆとり世代の藤浪や高山が蘇ると思う…既に威圧に鈍感な北條とかから順番に結果を出せるレベルに育っている様に見える。

思うに、これまでのコーチ経験も無い素人丸出しの金本監督でも低空飛行であっても何とか沈没せずにやってこれたんだから、これから監督としての努力を重ねれば良き指導者になれる可能性はあると思う。

金本監督は勝負勘が無い…でも8月も終わって、結果知っていうのもアレだけど今年の成績は監督の勝負勘云々で補えるレベルでは無い。

そういう意味では、金本采配で失敗が多いのも「失敗から学ぶ勉強」としては中身が濃いとも言えなくもない。

これから監督をドンデンや掛布さんに替えても、後2年は新監督の構想による「土台作り」になるし、それで優勝出来る保証も無い。

ドンデンはノムさんがタネを撒いて星野が育てた遺産を食い潰したのに対し、金本監督は和田が食い尽くした不毛の地にタネを撒くところから始めている。

いずれにせよ、この問題は金本野球構想に取り組んだオーナー以下首脳陣全員の責任なので、責任を取るのであれば全員辞めろと言いたい。

金本監督は「今更引き返せるか!」という怒りをモチベーションに変えて、来年超攻撃型野球で爆発して欲しい。

俺は金本監督の指導者としての伸びしろに期待したいのだ。