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不思議な出来事 [日々のあれこれ]

スーパーマン

山口県周防大島町という瀬戸内海の島で、失踪していた2歳になったばかりの幼児が無事救出された。

消防隊員160人余り、探知犬にヘリコプターにドローンまで動員して3日間見つからなかったのを、大分県からボランティアで駆けつけた尾畠さんがたったの20分で見つけてしまった。

地震、水害、猛暑に台風とロクな話題の無かった日本列島は、突然現れたスーパー爺さんの美談に沸き返っており、政治家の人気取りの為に国民栄誉賞だとネトウヨを使って騒いでいる。

無事で良かった!非常に目出度いんだけど…こういう事は言っちゃいけないんだろうけど、俺は釈然としない奇妙な気分。

子供は行方不明現場から700メートル離れた山中で発見された…しかし2歳になったばかりの幼児が0.7キロの山道の上り坂を自力で歩けるというのには驚いた。

子供が発見されたのは木に覆われた沢らしいが、幼児の心理としてそんな鬱蒼とした場所に自分から入って行けるものなのか…子供って凄く恐がりだと思う。

発見されたとき、子供は小さな岩の上にポツンと静かに座っていたらしいが、3日間なにも食べないで山の中で迷子になっていたら力の限り泣き叫ぶのが普通だと思うが…大人より冷静だ。

年齢が2歳といっても、この頃の子供は日々驚異的なスピードで成長するので正確には2歳になったばかりで3歳になる寸前の子供とは大違いで、普通の2歳児は「大人の手を借りないと1人で何も出来ない」状態で、3日間も一人で過ごすのはあり得ないらしい…保育士さんによれば奇跡らしい。

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また、幼児を発見した尾畠さんもミラクルで、声を掛けながら探し歩いて20分で発見したという事は、距離を考えると最初から子供のいる場所に一直線で行った事になる…驚きと同時に捜索していた他の160人のコメントが無いのも気になった。

救出した方も、救出された方も常識ではあり得ないスーパーマンだ。

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世の中には不思議なことがあるのだ。