2018MotoGP第５戦フランスGP

ザルコPP

フランス人ライダーのザルコがポールゲットで、ルマンが最高に盛り上がった。




決勝はソフトタイヤでスタートを決めたロレンソがトップに出て、真後ろでザルコが追う展開。

しかし路面温度が高い難しいコンディションで、ザルコが転倒リタイア。

ロレンソも後続を引き離せず、ズルズル後退。

後方でハードタイヤをジックリ暖めたマルケスがトップに立つと、国際映像は後続集団中心の画面に。

圧倒的な速さと安定感のマルケスが独走でゴール。

ただただマルケスの圧倒的な凄さだけが目立ち、他のライダーは霞んでしまった。

番組内で、マルケスのライバルは誰か？という話題になったが、誰も答えられないのが今のMOTO-GPのつまらなさを表していた。

後は、最終戦かマルケスがチャンピオンを決めるまで、淡々とグランプリを消化するだけだと思う。

俺も長くGPを見ているが、ここまで突き抜けた強いチャンピオンは初めて。

最早関心事は来期のラインナップだけど、誰がどのチームに移籍しても後数年はマルケスなんだろうなと思う。




例えば去年の様にドヴィツィオーゾがマルケスとバトルになれば今年のGPも最高に盛り上がったと思うが、ドヴィツィオーゾは去年マルケスとチャンピオン争いをやった事で、走りが粗くなってしまった。

一方のマルケスは、ロッシとかとのくだらない接触を避けるために、まるで全盛期のロレンソの様にトップを独走するスタイルを身につけた…「去年の経験」からドヴィツィオーゾは元来のポテンシャルに萎み、マルケスは更に進化した。

ドヴィツィオーゾとマルケスの明暗がハッキリしたフランスGPだったのだ。