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サウンドのトレンド [日々のあれこれ]

一回りして落ち着いた[るんるん]

俺は基本的にテレビのバラエティー番組は見ないので、全く知らなかったんだけどYOUTUBEでお笑いの番組の企画委で小学校低学年の小さな子供がバンドで演奏するのを見た。

YOUTUBEには、その小さな子供のその後の姿もあった…良く判らないけど、高校生位だと思う。

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子供の頃からテレビで有名になり、その後も楽器を弾き続けているってある意味最先端を走り続けているわけで、そういう人のギターサウンドに興味が湧いた。

しかし、驚くことに渋い「若年寄」的弾き方と出音だった…俺はてっきりハイゲインで特殊走法などをガンガンやるんだと思っていたら、最近のストラトを持ったチャーさんみたいな感じだった。

ブルージーなペンタトニックで、余り歪まない音でギターの素の音で表現する方がギター弾きとしては楽しいのかも。

コード進行も時間を掛けないと覚えられない様な複雑なのでは無く、ワンコード一発で延々アドリブみたいなのが熱いのかも。

でも、ギターが合図出すまで延々ソロを続けるみたいなスタイルは1970年代にあったけど、こういうのは衣服のファッションの流行みたいに長い年月のスパンで繰り返すのかもしれない。

最近は「古いスタイル」というレッテルが無くなりつつあるのかもね…1990年代とかは「古くさい」のは「悪」という強迫観念が俺なんかにはあったけど、最近は古い楽器や機材もビンテージと呼ばれて価値が認められている。

そういう意味では、ロックギターサウンドのトレンドも「一回り」して落ち着いたのかも。

昔はトランジスタのアンプでチューブっぽい音を出すことに苦しんだけど、今はどんなに場末のリハーサルスタジオにもMarshallの2000はあるから、機材よりギター本来の音に集中できる余裕が生れたんだと思う。

1980~90年代をドップリ通過してきた俺とは感覚が違うのだ。