2018MotoGP第３戦アメリカGP

ヴィニャーレスPP

予選はマルケスがポールを獲得したが、その後マルケスに走行妨害で3ポジション・ダウンのペナルティーが下され、予選2位のヴィニャーレスがフロントローのトップの位置からスタートすることとなった。

決勝は、マルケスの独壇場だった。

まるで絶好調時のロレンソの様に、スタートこそペナルティーでロッシの隣の2列目からのスタートだったけど、ゴールまで見事な1人旅だった。




2位にヴィニャーレス、3位はスズキのイアンノーネが入り、前戦でマルケスと揉めたロッシは4位に沈んだ。

最終ラップはマルケスがアイルトン・セナの様にスピードを落とし、余裕でフィニッシュラインを駆け抜けた。

マルケスにポジション・ダウンのペナルティーは何の意味も無かった…当たり前の様にオープニングラップはマルケスがトップで戻ってきた…恐らく最後尾からのスタートでも優勝したと思う。

誰もマルケスに近づけなかった…これ以上の強い勝ち方は無い程、もう既に今年のチャンピオンはマルケスに決定って感じの、まさに絶対王者の貫禄だった。

俺も以前はマルケスとストーナーと比較したりしていたが、最近はそれも無くなった…ストーナーとマルケス共通の敵ロッシを相手にしてのメンタルのタフさが違いすぎる。

俺も2スト500時代から見ているけど、ここまで強いチャンピオンはいなかったと思う…マルケスと同時代を走るライダーが可哀想。

そういう意味では、我々はモータースポーツ最強伝説の走りを見ている歴史の証人だ。

そして、次戦よりMOTO-GPはヨーロッパに戻るのでドゥカティが速くなると思う…というか速くなって競り合ってもらわないとレースが面白くない。

次はヘレスなので、スペイン人ライダーの活躍に期待なのだ。