巨人 - 阪神 18.03/30～04/01

開幕戦

いよいよ2018年のプロ野球が開幕した。

待ちに待った巨人戦からのスタートは、残念ながら１勝2敗で負け越した。

阪神は聖地甲子園を高校球児に明け渡しているので、カラクリ（東京ドーム）での巨人戦だった。

試合は3戦共、伝統の一戦の名に恥じない緊張感溢れる良い試合だったと思う。


初戦はエースメッセンジャーで勝った。




開幕戦を敵地で勝利して、最高のスタートを切った。





球界を代表するエースの菅野を、阪神打線は見事に打ち砕いた。




その後の２試合は巨人の方が全体的に上だった…巨人は想像以上に強かった。


阪神は、福留を筆頭に調子を開幕に仕上げてきたと思う、巨人が強すぎるだけで阪神もそこそこ戦える選手なのは間違いない。




チャンスで大山と糸原ではまだまだ役不足で厳しいが、この2人と高山が金本野球の若手育成の結晶なんだから育てなければこれまでの指針が根本から覆ってしまう。

ただ野球で最も重要なセンターラインで、センターが高山って野球を舐めているとしか思えないが、これこそが金本野球の神髄なんだと思う。

去年ゴールデングラブ賞の鳥谷をセカンドにして上本と共食いのグチャグチャにしてまで大山をサードで起用するんだから、少々打てなくても短気になってコロコロ変えないで信念でこのまま使い続けるべき。


今回の巨人戦は監督の采配の差で明暗を分けた試合だった。

2戦目の藤浪を5回のピッチングを見て欲を出し、6回も投げさせて痛い目にあった金本と、好投していた野上を6回ランナーを背負った時にスパッと澤村に交代させたヨシノブの差は凄く大きい。

特にノーコン藤浪を「5回で下ろせ」とコメントした解説の桑田さんの予想は、何から何までゴモットモだった。

いずれにせよ、今の藤浪に何かを期待する様な状態では見通しは暗いと思う…何度も繰り返すが藤浪の硬い股関節は投手としては致命的な欠陥で、休養とか2軍で再調整とかで無くサイドスローに変えてコントロールを磨く位の改造が必要だと思う。

いずれにせよ、キャッチャーが梅野で無ければ取れない球は「荒れ玉」という言葉で済まされる様な水準では無く、あの投球をベンチで見ていて続投させたのは問題だと思う。


巨人と阪神は投手リレーでも大きな差が出た…澤村、久しぶりに見るハグキ、魔神の様なカミネロと、巨人には「6回までに勝ち越せていないと勝てない」事がハッキリしたが、阪神の中継ぎは去年散々酷使した桑原や藤川の劣化が凄かった。

今年の巨人に中盤までに負けていれば、逆転するのは難しいだろう。


アウェイとはいえ応援の方でも負けていた…満塁になってもノンビリと選手の応援歌を歌っていたり、塁が埋まってもカラクリ（東京ドーム）でのチャンテはワッショイ禁止か？と思うほど、オーオー、オーオーばかりで気が抜けた。


ただ巨人が強くなってくれなくては困る。

今回阪神に勝ち越した強烈な表ローテを是非広島にぶつけて欲しい…巨人と広島がつぶし合ってくれれば、今年の阪神の戦力であれば楽な相手に無駄な取りこぼしが無ければトップ争いが可能だと思う。

負けて言うのもなんだけど、今の時期は3タテなんてして浮かれてしまうより悔しい負けの方が締まると思う。

開幕巨人戦は残念な結果だったけど、改めて今年の阪神は強いと思った。

まだ始まったばかり、勝負はこれからなのだ。