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かまやつひろしさん [日々のあれこれ]

レジェンド[あせあせ(飛び散る汗)]


またひとり、かまやつひろしというレジェンドが天国へ旅だった…ご冥福をお祈りします。
 
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かまやつさんが世に登場した頃は、日本のROCKの夜明けというか、それまで日本に無かった外国の若者向けの刺激的な音楽が入ってきた時期だったと思う。

でも、外国だって日本より何十年も先にROCKしていたのでは無くて、僅かなタイムラグがあるだけだったと思うが、楽器や演奏のクオリティーなどは少し遅れていたと思う。

かまやつさんは、恐らくその少し遅れているタイムラグのど真ん中を歌謡曲とかフォークというより、日本の「ショー・ビジネス」の先頭で体験した人で、当時ならではの苦労も多かったと思う。
 

俺がかまやつさんを知ったのは、好きな吉田拓郎さんのレコード盤の「今はまだ人生を語らず」というLP盤に入っていたのと、同じく拓郎さんと歌ったヒットソング「我が良き友よ」だった。

グループサウンズのスパイダースのギターだったので、歌手というよりはギタリストのイメージがある…いつだったかチャーさんのギター演奏の番組に出ていて、スタインバーガーを弾いているのが凄く楽しくて良かった。

見た目と違って、本当はかなり何事にもプロ意識が高くて尖ってる人だったのでは?と思っている。

ミュージシャンとして、スタジオやステージで数え切れない経験をしてきた人なのに、それを感じさせないのは凄いと思う。

で、かまやつさんがいなくなってしまったって事は、そろそろ同年代のロック創成期に活躍された人達が去っていく時期に来たって事なんだと思う。

こういう悲しい出来事があると、普段は考えもしない「誰もが不老不死ではいられない」という現実に気がつく。

最後までミュージシャン然とした、紳士だったのだ。