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春日大社 千年の至宝 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

東京国立博物館 特別展[ぴかぴか(新しい)]


東京は朝から雲1つ無い快晴で、4月並の気温らしく日の当るところでは少し熱い程の良い天気だった。

夜勤明けで、秋葉原から山手線に乗り2つ移動して上野の東京国立博物館で開催されている特別展「春日大社 千年の至宝」に行ってきた。
 
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史上初の機会となる門外不出の国宝の甲冑4領が揃うのは2月14日~19日までなので、見に行くのであれば今しかない。

前売りチケットが無い場合、そのまま博物館でチケットを買おうとすると、2人以上で行く場合は1人がチケットを買いに行って、他は入場の行列に並ぶことが出来るが、1人の場合はそういう事が出来ない…長く並んでいてもトイレにも行けない。

極力前売りチケットを事前購入するのが良いんだけど、前売りも持っていないときはJR上野駅から博物館に向かう途中にある公園案内所でチケットが購入できる。
 
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博物館では、9時半にチケット販売と入り口がオープンになるので、チケットさえ持っていれば、そのまま入場の列に並ぶことが出来る…持っていない場合はチケット購入の列に並ばなければならない。

俺が博物館に到着したのは9時10分頃で、案内所でチケットを買ったので入場側の列に並んだ。
 
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一番最初に館内に入る集団の位置だった…平日の朝だった為か、想像以上に空いていた。

鎌倉期~南北朝期の作品なんだけど、源義経が春日大社に奉納したと伝えられている「国宝 赤糸威大鎧(あかいとおどしおおよろい)竹虎雀飾」は凄かった!
 
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空いていたのでショーケースのガラスの前で心ゆくまで落ち着いて見ることが出来た。

俺なんかは混む展示しか行かないから、空いていると疲れがここまで違うモノか?とカルチャーショックだった…何より一つ一つを集中して見ることが出来た。

中世に作られた屏風や絵巻物などが沢山あったけど、どれにも鹿さんが描かれていて、昔から奈良公園には鹿が沢山いたんだなと改めて思った。
 
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あと、超古い書物が沢山展示されていて、それらの大半は流暢な筆書きだったので読めなかったが、中にはカタカナで振り仮名を付けてくれているのがあって、俺なんかでも読めたのに驚いた。

そして、今回の一番の目的だった、当ブログでも紹介した「ねこさんの刀」である「国宝 金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)」を、間近で心ゆくまで見ることが出来た。



混雑時はケースまで近づけないので、高い位置に拡大した写真パネルが設置されていたが、実物を至近で堪能出来た。


他にも見事な文殊菩薩騎獅像や、春日宮曼荼羅も凄かった。
 
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舞楽面や、それを舞うときの装束なども展示されており、正倉院にもある伎楽面や能面もあった。
 
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俺は舞楽面の「崑崙八仙」という鳥の面が気に入った…最初は迦桜羅か?と思ったが違った。

場内は撮影禁止なんだけど、最後に春日大社の燈籠が並んでいる所だけは、撮影可能だったので俺もカメラを取り出した。
 
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物販コーナーでは、千年の至宝展限定のニャデンとチュンというキャラクターグッズがあったが、どちらも人気が無さそうだった。
 
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俺は「すがちゃん」があれば買っていたと思う。
 
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とりあえず4つの甲冑のクリアファイルと、激重の目録を購入した。

今回の特別展示で学んだ事は、神社で見かける阿吽の狛犬。

角のあるのが狛犬で、無いのは獅子なんだそうな。
 
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ポカポカ陽気で、最高の博物館日和だったのだ。