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TC ELECTRONIC BH250 [使用楽器・機材・部品紹介]

自分の音を落ち歩く[るんるん]


かなり前からアンプヘッドを持ち歩けないかなと考えていた。

バンドを掛け持っている事もあるけど、どのバンドもリハーサルスタジオを頻繁にジプシーするので、音を作るのに難儀していた。

ギターの場合、何処にでもMarshalやRoland JCがあるのでスタジオが変わっても特に問題は無いけど、ベースの場合はHARTKEやMARKBASSとAMPEGという真逆のアンプが交互になるとウンザリしてくる。

そこで自前のアンプが欲しくなった…というのも最近は小型でハイパワーのベースアンプが沢山出回っている。

どうせ買うなら中途半端な大きさでなく「ギターケースのポケットに入る」事を条件に探してみた。

最終的にはYOUTUBE動画の音でTC ELECTRONICの「BH250」に決めた。

BH250はコントロールがシンプルでEQなどはベース・ミドル・トレブルの3つしかないんだけど、12時の中立より上げるのと下げるのとで帯域が違うので、単純にベースやミドルの上げ下げでなく、決まった周波数を強調したり不要なミドルをカットしたり出来るので凄く便利になっている。

上げ下げの帯域はカット・ブースト共に固定だけど、俺からするとどれも美味しい部分なので購入する事に決めた…これが変な箇所だと買わなかったと思う。

早速自宅でSWRのキャビネットで鳴らしてみたが、これまでの小さな自宅練習用アンプではないのでボリュームが上げられないので良く判らない。
 
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最初は自宅でも練習用として使うつもりだったが、近所からクレームが来る前に空気を読んで計画を変更した。
 

そんな事で、とりあえずバンドのリハに持って行った。

俺の場合、移動などの負荷を極限まで減らすため、使っているベースもYAMAHAのMB-3というミディアムスケールの小さなベースをギター用のケースに入れて持ち歩いているが、そのケースのポケットに入った。
 
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全てのポケットがパンパンです
 

リハーサル・スタジオのアンプのキャビネットはMARKBASSのStandard 108HRだと思うがキャビネットへの入力がスピコンで、MARKBASSのアンプヘッドのスピーカーアウトがスピコンで無くて普通のフォーンジャックだった。

俺のBH250のスピーカー出力はスピコンなのでスタジオのキャビネットを使うためにはスピコン→スピコンケーブルが必要なんだけど、スタジオのスピーカーケーブルは片方がフォーンだった。

両方兼用だろうと、とりあえずスタジオのケーブルをMARKBASSのスピコン端子にフォーンを刺してみると、予想通り使えた…因みにBH250のスピコンは兼用ではないのでフォーンは差し込めないので注意。
 
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演奏で色々試しながら使った感想は…

まず音量は全然余裕で問題無かった…SANSのべードラのレベルをバイパス時よりやや下げの状態でBH250のアクティヴモードで、全てのEQ中立時でゲイン12時で少し大きいかなと感じたので、ハードめのギター2本にキーボード入りのバンドでも全然余裕だった。

そこから色々いじってみたんだけど、ベースとミドルは「良く効く」感じで不要なまでブースト・カットしてくれる。

ただ、トレブルは下げるとモコっと丸くなってビンテージ風になるが、上げてもバリっと来ない…ベース本体やキャビネットとの相性もあるかもしれないが、この超高域の詰まりみたいなのは本家MARKBASSのヘッドでも同じ傾向があったので何とも言えない。
 
※追加(後日ベースドライバーのEQセッティングを変えたところ、嫌と言うほどトレブルが出ました) 

とりあえず足下のエフェクターはいつも通りでやってみたが、トレブルを出したければ足下で強調するのが手っ取り早いと思う。

音は凄く自然で歪みも無いクリーンな感じで、素直で凄く使いやすいアンプという印象。

最後に持ち運んでみた感想だけど、BH250の重量はたったの1.8Kgなんだけど、1.8Kg増しは最初は「何とかなる」と思ったけど、やはり重く感じた。

長く背負っているとボディーブローの様に効いてくる。

リハ後に酒を呑むと更に堪える…うちは毎回リハ後は居酒屋直行なので、帰る時が面倒だった。

もしMB-3で無くて重めのベースだったら、エフェクターボードと一緒にキャリーカートに縛り付けてコロコロ引きずるのが良いかも…背負うのは厳しいと思う。

そういう意味ではMB-3でのスタジオ機材はこの状況が最大規模だと思った。
 
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デカいSWRのキャビネットとちいさなBH250のアンバランスさがプリティーな我が家のベース環境
 

チャンスがあればキャビネットも自前でライブがやりたいのだ。