2016 MOTO-GP 第１３戦 サンマリノ

ペドロサ優勝

予選はロレンソが「人生最高のベストラップ」という走りでポールをゲット。

地元のドゥカティはイアンノーネが怪我で代役のピッロが5位、来期ドゥカティに残留が決定しているドヴィツィオーゾが6位に沈んだ。

決勝はロレンソがホールショットを奪うが、2ラップ目に強引にロッシがトップに出るが、逃げ切れない。

3位のマルケスと2位のロレンソもロッシに追いつくには決め手に欠ける…等間隔でホンダとヤマハが拮抗している。

中盤ペドロサが、マルケス、ロレンソを抜き、ホームレースで万全の走りをしているロッシに迫る。

ミサノサーキットは本来はグラベルベッドな第16コーナーの外側が舗装されていて普通に走行できるので、コーナーでのはみ出しがペナルティーになっており、今レースでもヴィニャーレスやドヴィツィオーゾ、クラッチローがペナルティーを受けていたが、ロッシは2回はみだしてもオトガメ無しの無法地帯…イタリアを上げて何が何でも勝たせようというメチャクチャがまかり通っていた。

そこにペドロサが追いつき、ロッシのマシンに激突する勢いで抜き去った！！

ロッシカラーの黄色一色に染まったミザノで、ペドロサが見事にトップでゴールし、8戦で8人目の優勝ライダーとなった。

侍のヘルメットが格好良かった！！

 

 

チャンピオン争いは、マルケスとロッシに絞られた感じがする…ただマルケスとロッシならマルケスの勝ちだと思うので、今年のチャンピオン争いはロレンソの脱落により決まった感がある。

今年のロレンソはこれ以上は厳しいかも…というのも、YAMAHAは新しいパーツは全てロッシ優先になっているらしく、来期はドゥカティ移籍のロレンソは今年はこれ以上はYAMAHAに期待出来ない。

こういうのを考えてもロレンソはYAMAHAに残留すべきだったと思うが、ドゥカティのテストライダーのストーナーが復帰しない以上、俺はロレンソのドゥカティというミスマッチを見たかった。

もしロレンソがドゥカティで勝てなかった場合、年齢的に最も脂の乗った時期だけに、失うモノは大きい。

マルケスは我慢の走りで4位を守った…恐らくタイヤが原因だと思うが抑えた走りで被害を最低限に食い止めたと思う。

これからはロレンソに加え、マルケスも応援するのだ！