メジャー通算３０００安打達成

イチローは凄すぎ

イチロー選手が遂に史上３０人目のメジャー通算３０００安打を達成した。

 

 

ピート・ローズ氏も祝福、世界のイチロー選手は殿堂入り確実となった。

イチロー選手がどれだけ努力しても磨けなかったモノがあると思う…それは持って生まれた運動神経だ。

イチロー選手は、バットを振ったりボールを投げたり走ったりする四肢のポテンシャルや、視力などのセンサーの精度も重要だけど、それらを結びつける運動神経がずば抜けているんだと思う。

最も肝心なのはバランスだと思う。

特にイチロー選手が大きな怪我をしない事に、プロのアスリートの凄さを感じる。

ウエイトなどで変な所に硬い筋肉を付けても、一時的にパワーは付いても怪我に直結する…パワー勝負のメジャーに行ってもイチローは自分を見失わずに、身体のバランスを崩さなかった。

イチロー選手は、単なる筋肉・体力馬鹿と違って、頭脳も相当明晰だと思う。

大天才のイチロー選手とは比べものにならないけど、運動神経の凄さで思い出す人物が1人いる。

俺が小・中学校の頃、マッカというあだ名の同級生。

マッカは、勉強の出来はさておき、運動神経は凄かった。

野生の猿が学生服を着ているレベルで、本格的なコーチを受けていれば何らかの競技でオリンピック代表選手間違いなしのレベルだったと思う。

マッカは長距離走とかで上位を走っているのは見なかったし、水泳も目立つほどの凄さは無かったが、野生児というか、人間離れした運動神経を持っていた。

身体もやや小さい方で、痩せていたが、例えば野球で外野などを守らせると、あり得ない守備をした。

学校の校庭で野球をやって、明らかにホームランを打っても、マッカは打球を追いながら建物によじ登り、そこからジャンプして捕球してしまう。

イチロー選手の映像を見ると、何故かマッカを思い出す…イチロー選手もプロ野球選手にしては華奢な身体でダフそうに見えないが、あの身体能力は野球で無くても、他の競技をやっていても凄かったと思う。

中学の頃はブルースリーの映画が流行って、俺たちも８ミリフイルムのカメラでカンフー映画を撮影した。

フトッサン演じるブルース・リーの蹴りに、マッカが見事にやられ役を演じたから盛り上がった。

 

 

 

高校に進学すると、中学時代の仲間達とは疎遠になったので、その後マッカがどうなったのかは判らない。

でもあの常人離れした運動神経を生かさなかったとすれば、凄く残念なのだ。