風鈴 [日記]
涼しい音
出勤時にアキバを歩いていると、どこからとも無く涼しげな風鈴の音が聞こえてきた。
一体何処から聞こえてくるのか?と思ったら、ホテルの玄関に何十個とつり下げられていた。
ビル風が起きているのか、ガラス製の風鈴が途切れずに鳴り続けていた。
風鈴は涼しげな音という事で、日本の夏の風物詩となっている。
日本人は風鈴の音を聞くことに涼しの風情を感じるが、宿泊客の大半が外国人のアキバのホテルで、どれだけの人が風鈴の意図を理解できるんだろうか?
俺は風鈴で真っ先に頭に浮かぶのは、うる星やつらの映画版「ビューティフル・ドリーマー」での、しのぶのシーンかな。
ホテルが風鈴の音で涼しさを提供するなら、当ブログは風鈴で涼しい話を書いてみたい。
風鈴には鉄製のもある…ガラス製がカランカランという音なら、鉄製のはチリンチリンと高い音で鳴る。
昔、ある冬の寒い日に、知り合いのギター弾きYの家に遊びに行った時、風鈴の音を聞いた。
Yの家は親が実業家らしく立派なお屋敷で、俺はYの部屋に初めて入ったんだけど、窓と雨戸までギシッと閉めていて空気が澱んでいたが、ギターアンプの音が外に漏れない様に締め切っているんだろうと思った。
ギターの話か何かをしていると、部屋の窓の外で鉄製の風鈴の音がチリ~ン!と一度だけ鳴った。
頑強なアルミサッシの窓と雨戸越しに聞こえたにしては、生々しく間近で聞こえた気がした。
真冬に風鈴の音か?と思ったら、怒った表情でYが閉めていた窓と雨戸を開けた…その部屋は2階で、窓の外に風鈴なんて無かった。
その時、Yの怒った表情や、不自然に雨戸を閉めているのも、判った気がした…時々聞こえるんだと思った。
そろそろ天気予報に熱中症指数が出る季節になった。
単なる気温の問題で無く、湿度が高いと暑さの感じ方が変わるので、この時期は要注意。
職場では頂き物のトマトを喰って栄養を補充したのだ
なるべく栄養のあるモノを食べて、この蒸し暑さを乗り切りたい。
鬱陶しい梅雨を乗り切ろう!
炎天下は避けた方が良いのだ。
2016-07-06 23:54