猛暑日のリハーサル [ベースの話題]
ベースアンプは難しい
東京もいきなり暑くなってきた。
驚くのは北海道で、20日の気温は北見市が、31.2℃度まで上がり、昨日は十勝地方の駒場で33.1℃を記録し、5月の観測史上1位の値を更新したそうだ。
冬は寒さで話題になる陸別では16日は最高気温が11.3℃しかなかった所から31.8℃まで上がったらしい…これは身体にも相当のダメージだろうね。
そんな昨日の猛暑の中、ベースを担いでバンドのリハーサル(以下リハ)に向かった。
暑いのに加え、電車がいつもは空いているのに、もう途中で引き返そうかなと思うほど混んでいた。
ここ最近ベースを弾く事よりも、音作りという壁にぶち当たっていたんだけど、やっと峠を越えたみたい。
ただ、解らないのは、現状のサウンドが楽器や機材などを「そこそこ頑張っている」レベルなのか、「まだまだ全然足りない」のか、今自分がいるスキルの高さが見えない。
今の音が楽器や機材の限界まで引き上げている状態なら、音作りからその他へ目線を変えられるんだけど、その辺りの「今いる位置」が見えない。
普通はそういうのが、自分が気に入るとか、得心できれば「最高値」と決められるんだけど、俺はベースに対する理想的な音を決めかねている。
言えるのは、以前よりは好みの方向に改善出来ている手応えはある…ただ、現在の音に100点は付けられない。
思うにベースアンプは、ギターアンプより出音の個性に幅があるね。
リハスタジオにあるギターアンプは、大抵の東京のスタジオの場合チューブアンプがMarshalのJCM2000で、トランジスタがRolandのJCで統一されている…Marshalの型番はさておき、極端な話「JCを使いこなせればリハもライブも心配ない状態」に持って行ける。
ところがベースアンプは個性に幅がありすぎる。
昔よく見かけたTRACE ELLIOTなんてアンプは、音は引っ込んで出てこないし、俺なんかにはどうやってもダメな、お手上げアンプの代表だった…古いアコースティックのアンプもモコモコで輪郭が無く変に歪むのでどうしようもなかった。
最近はどこのリハスタジオでも定番のAMPEGも、俺には超厄介なアンプ。
音が全体的にボワボワで低音が無駄に出過ぎて遅れて聞こえる…録音したのを聞くと遅れてないので慣れの問題なんだろうけど、弾いている時は全然シックリ来ない。
エフェクターの効果が出ないというか、感度が鈍くてべードラを入り切りしても違いが聞きわけられない…それほど鈍い。
言い換えれば何を差し込んでもAMPEGの音になる…つまり俺の嫌いなボワボワな音になるんだ。
最近使っているアンプだとHARTKEが素直で、コレが一番使いやすい。
エフェクターの音もハッキリ解るし、アンプ前段で作った音が綺麗に反映される。
でも、アンプって普通はそうあるべきなんじゃないの?
ってか値段が3万円のHARTKEのヘッドが20万円近いAMPEGのヘッドより良いって、俺がその良さを解らないだけなのかも…。
でもスタジオの厄介なアンプで1回のリハが台無しになったり、色々時間が掛かったりするなら、激軽な最近のミニアンプヘッドを持ち込むのもアリかなと思うようになった、安いし。
ベースアンプはメーカーによって個性の幅があり過ぎなのだ。
2016-05-23 23:28