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行ったか行かなかったか [日々のあれこれ]

アポロ計画の謎[exclamation&question]


この話題は過去に何度か取り上げているが、最近再び人類は月面に行ったのか?に注目していている。

アポロの月面着陸は捏造だという陰謀論では、ネバダ州の沙漠にあるエリア51という米軍基地でキューブリック監督が撮影したという情報もある。

持って行った写真機やフイルムの謎をはじめ、月面に立てたアメリカ国旗の揺れとか、映っている写真が不自然だとか色々言われているが、そういうのは枝葉末節であって、一言で言えばこの問題は「何故アメリカだけなの?」って事に尽きる気がする。

当時世界を二分したソビエトもソユーズL3計画で有人月面着陸計画を目指したが中止になる、その理由は「ヴァン・アレン帯を超えられないから」だったとも言われている。

ヴァン・アレン帯とは地球の磁場にとらえられた放射線帯の事で、アポロ宇宙線や乗組員の宇宙服も特に放射線の対策をしていないので、そのままヴァン・アレン帯に突入していたらひとたまりもなかったという学者もいる。

ヴァン・アレン帯とは、1958年にNASAと米軍によって打ち上げられたエクスプローラー1号及びエクスプローラー3号とパイオニア3号に搭載されたガイガーカウンターの観測結果から発見されたんだけど、驚くのはヴァン・アレン帯より更に外側の放射帯というのがあって、それらはスプートニク2号とスプートニク3号によって既に発見されていた。

スプートニク2号といえばライカという名のメスの犬を乗せて地球を周回した世界初の宇宙船で、有人宇宙飛行を視野に入れたプロジェクトだった。

この宇宙の放射線測定は、米ソとも早くから研究していて、初期の頃はドイツから接収したV2ロケットにハエや猿を乗せて打ち上げていた。

最近ではスプートニク2号のライカ犬は打ち上げ直後に死んでいたという情報も出ているが、本当は犬にヴァン・アレン帯を通過させる事が目的だったのでは?と思ってしまう。

地球軌道を周回して生還した初の動物はソビエトのスプートニク5号に乗ったイヌで、その子供は現在駐日アメリカ合衆国大使でジョン・F・ケネディの長女キャロライン・ケネディさんに贈られ、その子孫は現在も生存している。

ただ、今のところNASAではヴァン・アレン帯の人体に対する影響は、通過時間がわずかであり、宇宙船、宇宙服による遮蔽や防護が可能なことから、ほとんど問題は無いと言われている。

もしヴァン・アレン帯の放射線のデータが正しく、アポロ飛行士が来ている宇宙服がヴァン・アレン帯や月面で受ける放射線を防御できたのであれば、何故チェルノブイリ原発や福島第一原発で使わないのか?

別にヴァン・アレン帯を例えに出さなくても月面には太陽の放射線がダイレクトに降り注いでいるので、例えば太陽フレアがあった場合月面の放射線量は9600ミリシーベルトになるので、アポロ飛行士の宇宙服がそれを防ぐ事が出来るように作られていたのであれば、原発事故の最前線で使えるはず…重量が重くて作業できないという人もいるが、現在の技術で幾らでも改良出来るはずだが、そんな話は聞いたことがない。


で、放射線の話以外にも変な事は多い。

アポロ飛行士が月面でヘルメットのバイザーを上げている写真があるが、こんな事をして問題はないのか?
 
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問題が無いのであれば、何故他の乗組員達はバイザーを下げているのか?
 
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そもそも何の為にバイザーを使っているのだろうか?
 
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そして、この問題になると何度も同じ事を書くんだけど…よくニュースなどでキャスターさんと外国にいる特派員との間で生中継でのやりとりになることがあるけど、地球内のやりとりでも相当のタイムラグが生じる。

交信相手が日本の反対側にあるブラジルとかであれば、タイムラグの長さにキャスターさんが待ちきれなくて、相手の返事と言葉がかぶったりしている。

地球の直径は12,742 km、日本とブラジルが2万キロ弱離れていて、今の技術を使ってもあれだけのタイムラグが生じるのに、地球から384,400 kmと、ブラジルと日本の20倍近く離れている月面とアメリカの間で「あの時代の技術」で何故あんなに短いタイムラグで会話できたんだろうか?

昔からアポロ計画陰謀論を打破する連中は、誰にでも答えられる事にだけ激しい口調で口汚くツッコミを入れているだけ。

アポロ計画は謎が多いのだ。