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巨人 - 阪神 16.04/05~07 [阪神タイガース]

2勝1敗[野球]


今年の巨人は既に首位を独走しており、凄く強い…今思えば去年までは原監督のルンバ采配がダメだったんだと思う。

その巨人に対し、阪神打線は3戦で18点をもぎ取った。
 
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これはバットを大振りで振り回すのでは無く、コンパクトなスイングで速いボールに力負けしない強い振りの徹底が実りつつあるんだと思う。

俺は今年開幕から4番に入っている福留が、メジャーから阪神に入団した時から…当時の成績はサッパリだったけど、期待し続けてきた。

福留は体質改善を図り、去年辺りから復調傾向にあり、監督が元スラッガーの金本監督に代った今年から去年までのゴメスを5番に下げて、当たり前の様に福留を4番に抜擢した。

これはスパイス和田なんかには理解できない、4番を打つ強打者のプライドを身をもって知り尽くしている金本監督ならではの福留への対応だったと思うし、福留も見事に監督の意図に応えた…これは「ものがちがう」としか言いようがない。

福留程レベルの選手になると、並大抵の監督では使い切れないんだと思う。

3塁にランナーがいるときに、確実に外野フライを打てる選手…そういう選手が阪神にいなかった!

守備も1級品で、ライトゴロなども発生する…福留1人が加入することで、球団の基礎レベルがワンランク上がった。

今年の阪神の快進撃は、1~5番が上手く機能している事が原因で、鳥谷が良くなれば手を付けられなくなるだろう。

1戦目、先発藤浪が8回12奪三振の2失点で試合を作り、最後は榎田が投げたが、今年の榎田は別人の様に安定している。
 
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打線も去年やられていたポレダから8点を奪う猛攻で沈め、特に巨人と初対戦になるルーキー高山が4安打の猛打賞で並の新人でないことを証明した。
 
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今年は投手も打って走る全力野球で、金本イズムが隅々まで浸透しているのが良く判った。
 
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偶然かも知れないが2戦目、巨人が菅野の日に岩田を当てたのは、捨て試合というか完璧に近い菅野との真っ向からの激突を避けたのであれば、作戦としての狡猾さは星野阪神に似ていると思う。
 
 
3戦目は、開幕から勝てなかったメッセンジャーが登場、8回1失点、打線の援護も12安打10得点の快勝!

福留と江越にホームランが出て、現在の4番の実力と、未来の4番の片鱗を見せてくれた。
 
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2番センター江越でも良いかなと思えるほどの嬉しい悲鳴で、若虎の活躍が目立った!
 
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ヨシノブはちょっと陰気くさいな…原の明るさの方が良かったな。

今年最初のカラクリ(東京ドーム)での巨人戦は、レフトの阪神応援団がライトの雑巾振り回し教団を上回っていた。
 
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本場甲子園のライトより熱いカラクリのレフト
 
 

今回の巨人戦で、何度「六甲颪」を聞いただろう…いつまでも六甲颪がドームに響き渡っていて、これ以上の飯ウマは無い。
 
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さて、タイガースは高校球児に明け渡していた聖地甲子園に戻って、ツラスカル(新井さん)のいる広島との戦いになる。

金本監督がチームと立場が変っても新井さんをイジるのか?が見所。

今年の野球は面白いのだ。