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入間航空祭 2012 [写真]

今年はF-15[飛行機]

 

西武池袋線で稲荷山公園に向かうが、既に車内から劇混み小さな子供が悲鳴を上げている。
もちろん、稲荷山公園駅から「開かずの踏切」を通過するまで約30分。
これは去年より混んでいるなと思った(翌日の発表では22万人)

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遠くで「シルバーインパルス」の展示飛行が行われていた見れなくて凄く残念!

今回の目玉は別名イーグルと呼ばれるF-15の展示飛行だ!

人混みを掻き分け、いつものようにJ/TPS-102などの車モノから見学。

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PB030041 posted by (C)taityo

迷彩のユニフォームを着た自衛隊のオジサンがカッコ良い!

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PB030017 posted by (C)taityo

ま、ブッチャケ展示してあるモノは大体毎年同じなので、撮影は2010年とかに結構真面目に撮っているので、今回は航空祭の雰囲気を楽もうと計画していた。
というのも、俺のデジカメ君も3年目でそろそろバッテリーが劣化してきて、長時間の撮影は厳しい。
オリンパスのカメラは気に入っていたんだけど、残念な事件があり、ソニーと資本提携らしい。

シルバーインパルスは間に合わなかったけど、大好きなC-1の展示飛行には間に合った!





とりあえず誰も撮影しないような珍しいのを撮影した。

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PB030086 posted by (C)taityo

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PB030091 posted by (C)taityo

エプロン滑走路側は何重にも人の山で近づけず、遠巻きに眺めながら一通り歩く。
エプロンは遮蔽物が無いので、強めの北風が常時吹いていた。
天気は良かったんだけど、少しでも日が陰ると凄く寒かった。

今年特に目立ったのは基地内を不要に忙しく走り回る元気一杯な団塊の世代のオッサン。
サラリーマンを定年で退職し暇を持てあました団塊世代の年金生活者が、最新の高級デジカメを持って嬉々として基地内を走り回っていた。

俺もまだ航空祭デビューして数年だから偉そうなことは言えないけど、エプロン内には年季の入った航空マニアとかカメラマニアの人達が多く来ていて、そういう人達はもう飛行機なんて何年も前に全部撮影済みで、そういうベテランさんはカメラを持って走り回ったりしない。
凄いカメラを沢山持っているんだけど、他人に迷惑をかけてバシャバシャやったりしない。

しかし、団塊の世代系はどいつも皆マナーが滅茶苦茶で見物している人を強引に掻き分けて前の方に入っていく。
ちゃんと撮れているのか?という程忙しくシャッターをバシャバシャやっては次ぎの人混みに「飛び込む」事を延々繰り返す元気な初老のオヤジが何人もいた。
俺も人気の戦闘機に近づいて撮影しようとしたんだけど、高級デジカメの団塊オヤジが体当たりみたいに強引に割り込んできて迷惑だった。

でも、団塊野郎の持っている「カメラ」だけはホンマモンで凄かった!
恐らく退職金で買ったんだろうそういうご立派なカメラを、禁止されている三脚ごと移動したりとナンデモアリの暴虐っぷりだったんだけど、そのオッサン達が必死に群がる中で、俺の安物のコンデジのふざけたシャッター音が「キュィ~!」って鳴るのが良かった。
因みに俺のシャッター音はネズミの鳴き声にセットしている。

ま、今年来た団塊共は来年は来ないね観察していても奴らはカメラが好きとか写真が好きというより、家に居てもサラリーマン時代以上に邪魔な粗大ゴミ状態なので、出掛ける口実としての「暇つぶし」のカメラって感じで、間違いなく来年は飽きちゃって高級カメラは埃をかぶっている。
ただ団塊は人数が多いから、今年蕎麦打ちをやって飽きたのが次にカメラを買うので、そういう落ち着きの無いオヤジが来年もバンバン来ちゃうと思う。

でも、俺は人混みは嫌いだけど、入間航空祭が賑わうのは良いことだと思う。
この祭りも自衛隊の広報活動の一環なので、人気があればもっと沢山の展示で充実すると思うだから団塊のオッサンも精々頑張って来て欲しい。

ザッと展示されている機を眺めてエプロンの端から端まで歩いた。

展示されている機の目玉は、何と言ってもF-2だろう。

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PB030110 posted by (C)taityo

今年は去年飛行展示された三沢基地のF-2は来なくて、岐阜のF-2Aが展示されていた。

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PB030112 posted by (C)taityo

それを撮影してお腹が空いたので、風の当たらない場所で食事をしようとエプロンから離れた。

寒さのせいか、仮設トイレ前は長蛇の列だった!

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俺は、友人達から「横ちゃんのスーパー膀胱」と呼ばれるほどトイレは我慢できる。
この日も、朝に職場でペットボトル一本とコーヒーをガブガブ飲んで、飯田橋のコンビニで買ったフタが付いてるお茶とアイスコーヒーを基地内で飲んだけど、結局帰宅するまでトイレには行かなかった。

トイレの近くは、道端に人が隙間無く座っていて、時々吹き上げる砂埃の中で延々並んで買った焼きそばとかを食べていた…俺もその中の1人なんだけど難民キャンプみたいだった。
俺は地面が剥き出しの場所は、風が吹くと砂嵐になるのでそのまま歩き続け、芝生のある場所に1人分の隙間を見付けて腰を下ろした。
もちろん弁当も飯田橋のコンビニで買っていて、それをノンビリと食べた基地内で飲み物や食べ物を買おうとすると、トイレ以上の長蛇の列に並ぶことになる。

エプロンの方ではヘリ部隊の方々が救助訓練の模擬を実演していた。
本当はヘリの実演も見たかったんだけど、余りの混みように少し早めに食事して、皆が食事に移動して空いた「良い場所」に座る計画に変更した。

というのも、去年の入間航空祭は混雑対策の新計画として、エプロンとは逆方向の「開かずの踏切」を渡った先にある「正門」を出た所でブルーインパルスを見た。
航空祭が最も混むのはブルーの展示飛行の時で、それを正門付近で見てから、大混雑で全く動かない稲荷山公園駅には戻らず、次の入間市駅まで歩いた。
これは「電車的」には大成功だったんだけど、長い距離を歩き疲れたのと、なによりもブルーの演技が全然見えなかった時々上で旋回するだけだった。

その反省から、今年は混雑の事は諦めて、カメラの撮影もソコソコに肉眼でブルーの演技を楽しむことにした。
13時からは、いよいよF-2とF-15の展示飛行で、その後がメインのブルーインパルスなので、食後ベストポジションに移動した。

地べたに座って待っていると、上空でF-15が一瞬見えた。
暫くして展示されていたF-2Aのエンジンが始動して動き出した!
エプロン内に小松基地のF-15Jが展示されていて、それが展示飛行をするのか?と思っていたが、飛行展示は岐阜からのリモートにて実施だった。

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PB030103 posted by (C)taityo

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PB030101 posted by (C)taityo

いよいよ待っていたF-2Aが離陸した。
F-2の離陸は、それまでのとは比較にならないほどスピードが速く、短距離でサッと離陸してしまう。
カメラを持つベテランは早めに連続シャッターを切り初め、初心者は遅れた。

俺はどうせ動きが速くて追えないし、幾ら頑張ってもコンデジでは限界があるので、時々動画で撮影。



F-2のジェットエンジンの爆音は、明らかにそれまで飛んでいた機体のとは別モノで、それを一年ぶりに聞いた俺は、自分が何故今年もここに来たのかを思い出した。
俺は爆音が好きなんだ。

自動車レースの最高峰F-1も、スポンサー側のイメージの問題で環境問題とは無縁でいられない。
開発が進んだ電気自動車は、今やガソリンエンジン搭載車より速い。
世界最速の記録を出したのは電気自動車。
しかしF-1の代表バーニー・エクレストンはクリーンなイメージのある電気自動車より、資源を使い排気ガスを出すガソリンエンジンを選んだ。
スポンサーが付きやすいのは、消費者にクリーンなイメージのある電気自動車だと思うんだけど、今も補助システムで電気パワーは用いるが、基本的にはガソリンエンジンを使っている。

その理由は音だった。
F-1からあのエンジンの爆音を取り去ってしまえば、エキサイティングでも何でも無くなり、人々がわざわざサーキットまで足を運ぶ事は無くなる。

ロックミュージックが、それまでの音楽を隅に追いやったのも、それまでアコースティックな楽器で小さな音で演奏していた所に過激なアンプの音があったから。
今では何とも思わないけど、昔はロックバンドの音が過激だった。

音はエキサイティングの要素で重要なモノで、その最たるモノがジェット戦闘機のエンジンの爆音だ。
展示飛行なんだから、パイロット的にはエンジンはスローなんだけど、それでも我々には充分過激でその爆音に身を浸すと、気持ちが高揚する。

展示飛行を終えたF-2Aは、去年のF-2同様再び着陸して戻ることなく、機を左右に振った瞬間にハイレートクライムで、アッという間に帰投した。

そしてF-15がどこからともなく現れた。
もう凄すぎ!



夜勤明けで歩き回り、北風が常時吹いていて気温も寒かったけど、そんな苦労は爆音で消えてしまった。
こちらも最後は機体を振ってハイレートクライムで岐阜に帰投した。
良かった!また来年も来ようって思った!

さて、いよいよ最後の展示飛行のブルーインパルスだ。

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PB030185 posted by (C)taityo

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PB030461 posted by (C)taityo

背景が白い雲だとよく見えないんだけど、雲が少なかったので「ハートに矢」も綺麗に見えた。

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PB030506 posted by (C)taityo

しかし残念なことに、2号機がバードストライクで中断、以後は中止となった。
6機は無事戻り、バスに乗ってきた「ミス入間基地」から花束の贈呈があったその前のギャラリーの数はいつもに増して凄かった。

しかし、いつも思うんだけど、何でミスは和服なのかな?
あと、ミスの動きがスローモーションの様に遅いのも毎年気になる。

会場に蛍の光がエンドレスで流れ、人々が駅に歩き出した。
エプロン内に展示されていたF-15が小松基地に帰投した。
こちらは展示飛行では無いので、いきなりエンジン全開で凄まじい爆音で、機を左右に振って次の瞬間には居なかった。

22万人が1つの駅に向かうわけだから、これはもうどうしようもなく駅が大混雑しているので、暫く寒風吹きすさぶエプロンで帰投するC-130を見送る。

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PB030060 posted by (C)taityo

祭りの後の、独特の寂しさが、プロペラ機の優しい音と相まって哀愁を漂わせる後ろ姿に見えた。

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PB030649 posted by (C)taityo

サヨナラ!また来年会おう!




入間航空祭のスライドショーです



去年の様に入間市駅まで歩く事も考えたが、夜勤明けで疲れていたので駅近くの芝生の上でイヤフォンで音楽や落語を聴いて時間を潰し、空いてきたので16時半頃に電車に乗った。

来年はもう少し防寒対策をしようと思ったのだ。