スーパースター

栄枯盛衰


かつて日本のフォークぱポップス界を席巻したスーパーグループ「アリス」のドキュメンタリー番組を見た。

結成のいきさつから、下積み時代を経てブレイク～スーパースター～解散までをメンバー本人達のコメントも交えての力作だった。

リーダーの谷村新司がメンバーを集め、アリスとしてデビューする場面は意外で、最初は皆が手探りの連続で上手くいかないことの方が多そうだった。

しかし、彼らは過酷な全国ツアーを行いながら、一歩一歩アリスというグループを作り上げていった。

番組は、若い頃の久米宏と黒柳徹子のベストテンに、アリスが初登場したシーンや、1位に輝いた時の映像を流した…日本中が活気に満ちているのが手に取るように感じた。

やがて人気の上昇に反比例してメンバー間に不協和音が生じ、今は無き後楽園球場で最後のライブを行う。

俺は、アリスの曲は…ヒット曲は知っているが、それ以外は知らないし、当時は興味も無かった…どちらかというとアリスよりも、ソロになった谷村さんが名曲「昴」に関してプレアデス星人と会話が出来るコンタクティーだという事をカミングアウトした事の方が興味があった。




ただ、一緒にバンドをやっていたKyoちゃｎがカラオケで、得意のDEATH声でアリスを熱唱するのを聴くのが珠玉の時だった…だから、今回の番組を見てもKyoちゃんを思い出した。

バンドというモノが生まれ、そして消えていく栄枯盛衰というのは儚く寂しいのだ。