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2017 MOTO-GP 第5戦 フランス [モータースポーツ]

ニッキー・ヘイデン逝去[もうやだ~(悲しい顔)]

MotoGP2006年のチャンピオンであるニッキー・ヘイデンが、イタリアで友人とサイクリング中にクルマと衝突し、脳の損傷や骨折などの怪我を負って治療中だったが、5月22日の現地時間19時09分に死亡が確認された。

事故現場となった十字路近くの監視カメラの映像によれば、ヘイデンは一時停止を怠った模様で、緊急病院からチェゼーナ・ブファリーニ病院の集中治療棟に搬送されたが、最悪の結果となってしまった。

自転車は想像以上に危険な乗り物だと思うね。


ノリックの最後も同じ様なあっけない感じだったけど、良い奴程早く逝く。

ヘイデンはスター選手であると同時に、素晴らしいプロに徹したレーサーのお手本の様な人というイメージだった。

世界中の何処にいても、スポンサーの依頼があれば笑顔で駆けつける完璧なプロだったそうで、チャンピオン・ライダーというよりは人物の凄さが先に出る。

性格も明るくて誰とでもフレンドリーなので、ヘイデンの事を悪く言う記事なんて見たことがない!

熾烈な競争のモータースポーツ界で、ヘイデンは特殊な存在だった。

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しかし…こういう突然の悲しいニュースは、人の一生なんて判らないモノだと改めて、死ぬまでの限られた時間が如何に貴重なモノなのかを思い知らせてくれる。

話のレベルが違うが、ある時RAINBOWのコピーバンドセッションにベース担当で参加したことがあって、その場の主催者だったギターさんが全てリッチー・ブラックモアと同じ機材を使っていた…年齢も俺と変わらない感じだったが、その拘りには脱帽だった。

スタジオまで機材満載の車でやってきて…Marshalのキャビネットからフットスイッチでコントロールするオープンリールテープレコーダーまで何往復もしてスタジオに運び入れていた。

ヘッドから出力される音量を制御するアッテネーターを外すと、「RAINBOW On Stage」と同じ音がした…「あ!その音聞いたことがある!」って思った…曲の合間の静かな部分で一瞬鳴る謎の音なんだけど、俺はその音がシンセの音だと思っていた。

その人が弾いていた経年で色が焼けた70年代のUSAFenderのラージヘッドのストラトだけが、唯一リッチーと違っていてスキャロップド・フィンガーボードでは無く、ノーマルだった。

俺が「スキャロップにしないの?」と聞くと、「勿体ないので、まだこれで弾くよ」と答えたけど、俺は心の中で「あんた、あと何年このセットを鳴らせると思ってるの?」と突っ込んでいた。

やりたい事があるのであれば、やれる間にやっておかないといつ何時それが叶わない状況になるか判らない…敵は別に老いだけでは無い。

やりたいことがあればやっておけとニッキーが教えてくれた気がした…。


ニッキー、安らかに!

そしてGPは続くのだ。



なを、フランスGPはヴィニャーレスがロッシとの一騎打ちを制した。