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ウラジーミル・クリチコ VS タイソン・フューリー [ボクシング]

世界ヘビー級タイトルマッチ[パンチ]


ウラジーミル・クリチコが判定でフューリーに敗れた。
 
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クリチコは9年半の間チャンピオンに君臨し、11年ぶりの黒星だった。

フューリーはクリチコより大きな選手で、39歳のクリチコに対し27歳と若く、戦績も25戦全勝18KOと侮れない強豪だった。

ドイツのデュッセルドルフで行われた試合は、TV解説にレノックス・ルイス、リングアナはマイケル・バッファー、なんと両選手入場前のパフォーマンスでロッド・スチュワートが登場した。

因みに俺はクリチコの顔を見る度に「スパイ大作戦」のマーティン・ランドーさんを連想する。
 
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マーティン・ランドーさんは「刑事コロンボ」の「二つの顔」で一人二役を演じ、「X-ファイル ザ・ムービー」ではモルダーに情報を提供する産婦人科医を演じている。
 
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試合の方は、最近のヘビー級の不人気そのものというクリーンヒットが乏しくクリンチの多い退屈な展開。

決め手を欠く両者だったが、中盤辺りからフューリーが攻勢を強めポイントを稼ぐ。

11Rにはフューリーがラビットパンチの反則で1ポイント減点。

しかし顔面を腫らせたクリチコはガス欠でクリンチ一辺倒になり、115-112、115-112、116-111の3-0で判定負けとなった。

負けたクリチコはリターンマッチを要求。

ただIBF、WBO世界ヘビー級とWBA世界同級スーパーチャンピオンになったフューリーにはIBFから指名試合が命じられているが、クリチコ戦の裏契約で再戦の約束があるフューリー陣営はクリチコとの再戦を優先させる為、IBF王座は放棄するらしい。

再戦は来年4~6月頃らしい。

ヘビー級は減量苦は無いものの、巨体のコンディションを毎回試合当日に合わせるのは難しい。

クレバーなクリチコが2度同じ相手に敗れるとは思えない。

ただ、ヘビー級の再戦といえばホリフィールド VS ボウとか待ち遠しいハラハラドキドキなビッグマッチだったけど、クリチコとフューリーってピンと来ない。

ただヘビー級が盛り上がらないと、ボクシング界は厳しい。

再戦の盛り上がりに期待なのだ。