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初心者の為のDTM講座 [DTM研究会]

DTMアプリでの打ち込み[あせあせ(飛び散る汗)]



まだ講座と能書きを垂れられるほどのスキルが無いので、慣れない事をやって知恵熱が出た等の、やっている奴なら一度は経験する「あるある」なボヤキを羅列してみようと思うので、本格的な事をやろうとしている人はスルーしていただきたい。

これまでMacintoshの「Logic」から始まり、DTM作業をWindowsに移して非力なマシンを使ってのテスト走行から、今では自作PCの専門機を使っているんだけど、その作業内容は音声ファイルを纏めること以上では使わなかった。

DTMにはザックリ分けると、MIDI信号を書き込む流れと、複数の音声ファイルを纏める流れがある。
これは、大昔はそれぞれの分野が明確に分かれていて、俺もMacintoshの「ミュージ郎」だったかな?「Singer Song Writer」とかのシーケンサーソフトで何とか作曲をしようと頑張ったことがあったが、頻繁にパソコンが固まったり、作った音がクイックタイムで鳴らすと泣きたくなるほど音がショボかったりで、ヤマハQYシリーズのシーケンサーに移行した。

QYは手軽で、それなりの音も出るので、遊んでいて楽しくて、なにより曲を打ち込むのが楽だった。

ただ、問題はここからで、QY内に打ち込んだデータを外に出して保存しないと、新しい曲が作れないというQY内蔵メモリの問題が常にあった。

やがてQY70からMIDIインターフェイスを通してパソコンと繋がる様になり、作成したデータを簡単に保存できるようになった。

そしてQYを使い続けていたんだけど、問題が無いわけでは無かった。

まずQY本体のボタンが電導ゴム製なので劣化が速く、ボタンを押しても反応しなくなる弱点があった。
もう一つの問題は、パソコンのDTMアプリとの互換性で、QYで作成したMIDIファイルをDTMアプリで読んでも「そのまま」では使えない。

そして、今回本格的にパソコンアプリでのMIDI打ち込みに乗り込んだDTM研は、QYからのファイルをパソコン側のDTMアプリで使う方法に苦労した。

詳しく書くと、ドラムパートのMIDIチャンネルさえ合わせてやれば、使えなくはないがQY側で選択していたシンセパッチがDTMアプリ側でも効いてしまって、アプリにバンドルされている内蔵シンセを鳴らす分には差し支えないが、他のPlug-inシンセを使う場合は、音を指定しても走らせるとQYのパッチに戻ってしまった。

つまりQYで打ち込んだ音符情報だけを抽出してDTMアプリに読み込ませられればベストなんだけど、QYでMIDIファイルに書き込まれた音符情報以外のアレコレを消すことは出来なかった。

QYとパソコンDTMアプリの互換性という壁が、当研究会がパソコンで作曲しない最大の関門だった。

そこで、ヤヤコシイ事をせず「最初からパソコンDTMアプリで打ち込めば?」というのを試すことにした。

というのも、これまでそれを行おうとしても、下地にするMIDIファイルをQYで作成したデータを使っていたので「初めから特殊なやり方」だったので、上手く行かずに放り投げていた…毎回この攻略に知恵熱が出て放り投げていた。

しかし、今回は新規導入のPlug-inシンセのテストで「テスト走行用の短いフレーズ」を打ち込んで試した。

曲を作る作業では無いので適当に打ち込んだモノで事足りるのが幸いし、QYファイルを介さないテストのおかげで作業の流れが判ってきた!

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そこで、既に過去に俺が作った曲をサンプルとして、最初からパソコンで打ち込んでみる事にした。

結論は、最終的にDTMアプリを使うのであれば、QYは使わない方がサックリ行くという事が判った。
これまでの苦労は何だったのか?って事なんだけど、それだけQYが便利だったという事なんだと思う。

QYの良さは挙げ出せばキリがない。
通勤の行き帰りにヘッドフォンを使って面倒な作業をやったりで「時間を有効に使える」し、電池で動くから何処にでも持って行ける。

しかし、パソコンで行うのも利点は大きい。

パソコンDTMアプリの良さは、鳴らすシンセ音源を色々選べるので、音質の良い本格的なモノを作ることが出来る。
QYの内蔵シンセ音源では限界がある…やはり本格的な音に仕上げるには、それぞれ特化した音源を使えるのは武器だ。

また、メモリの残量を気にしなくて良い…QYだと直ぐにメモリがフルになってしまう。

後は、コピペが出来るので打ち込みが楽な事や、画面が広いので見やすい。

ただ、どちらが速く打ち込めるか?となれば、まだ長年使ってきたQYに分があるね、パソコンはまだ馴染んでいない。

でも、パソコンで行う事にするのだ。