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泣きのギター [SOUND]

ギターソロ考[るんるん]



俺がギターを弾き始めた頃、「泣きのギター」というのを耳にした…最近もそういうのか?は音楽雑誌を全く見ないので知らない。

俺がガキだった頃はサンタナとか、ロイ・ブキャナンとかが泣きのギターと呼ばれていたと思う。

俺の場合、違うかもしれないがカルメンマキ&OZの春日さんのギターが俺の中での「泣き」の基準となっている。
具体的には「空へ」のギターソロとかに凄く影響を受けている。


ってなことで、今回はギターを泣かせるとはどういう事か?を考えてみる。


泣かせるという事は、感情を強く出すという事だと思うので、いつもよりも一層感情を表現する方向でギターを弾くって感じだろう。

まずマイナー調がはまりやすいと思う…カラッとしたメジャー調では泣けない。

テクニックとしてはビブラートとチョーキングは必需品だろう。

特にチョーキングで感情を表現するのが適していると思う。

テンポも重要だと思う…スローテンポがやりやすい。

俺の作った曲ではどれが泣きのギターなんだろう?って考えると、大阪で活動した時期のバンドでは結構多いんだけど、MargeLitch(以下ML)ではあるようで無い。

「悲劇の泉」も、悲しい曲だけど、俺のギターソロは泣いてない…ケロッとしている。
同じくマイナー調の「ジュリアの涙」も…あの曲はテレビでバルセロナオリンピックを見ていて浮かんだので、スペイン風味に仕上げたつもりで、泣きとはほど遠い。


ギターソロでは特筆すべきモノは何もない、ソフト風味で仕上げていた「フィナーレ」という…これも初期MLの古い曲を、最近復活させているんだけど、この曲のギターソロをどういう感じで弾くか?を考えていた。

昔はギターソロの部分では無く、イントロと同じメロをシンセで弾いていた箇所に、数年前からギターソロを入れる様になった。

最初はただ単にシンセのメロをギターで弾くだけだったが、次第に飽きてきて崩す様になり、最近は色々アドリブで「遊ぶ場」になっていた。

そして、本日のMLリハで、アレンジの関係で何度も繰り返し弾いているうちに「ここで泣きってアリなんじゃないか?」と思った。

しかし、特別泣きのフレーズも思いつかないので、大体の弾くことはそのまま据え置きで「ギターを泣かせてみる」事にした。

ナカナカ難しい。

恐らくチョーキングの引っ張るタイミングや音程を上げるスピードだったりが重要なんだろうけど、1つの音を粘ってヨッコラショとタメて引っ張るのが苦手で、そんなノンビリした間に音符を詰め込んでしまう。

つまり、ホテルカリフォルニアのソロみたいに引っ張れない。

70年代丸出しでギターの弦を長い時間掛けてユックリ引っ張るのも「泣き」なんだろうけど、泣きの技法ってそれだけか?ってなると、俺はフレーズの組み立てでも、そういうマイナーチックで感情を出す事はアリだと思うことにした。

万人に認めて頂ける泣きを弾きは色々難しいので、とりあえず俺の泣きを弾いてみる事にした。


チョーキングはダブルチョーキング、ビブラートは「大きく・深く」に気をつけて弾いてみた。



オレ流の泣きギターなのだ。