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キャップの話 [ドラマ・映画・アニメ・漫画]

トレードマーク[TV]



最近当ブログで紹介した吉祥寺のリハーサル・スタジオ。
初めて使うスタジオなので、場所が判り辛いなど色々あったんだけど、俺は迷わずに直行出来た。

スタジオの受付には、既にベースのシゲちゃんがいて、スタジオのスタッフさんが少し早めにスタジオに入れてくれた。
待合室に俺とシゲちゃんがいなくなり、次に現れたボーカルのねぇやんは、受付前に誰もいないので、どの部屋か判らなかったが、スタジオの窓越しに俺のキャップを見つけて入って来た。

こういうのは何となく嬉しい。


俺の好きなアメリかのテレビドラマ「X-Files」に「Quagmire」という大好きなエピソードがある。
第3シーズンの第22話、邦題は「ビッグ・ブルー」。

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物語は…ジョージア州ヒューベルマンズ湖で殺人事件があり、モルダーは古代生物「ビッグ・ブルー」の仕業だと考え湖に向かう。

土曜日の休日、急に呼び出されたスカリーは、可愛い愛犬「クイークェグ」を連れて来る。

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母親は外出、ペットホテルは何処も満員で連れてきてしまうが、車内でトイレに行きたいと鳴き出しモルダーを苛つかせる


話がガバッと横道に逸れるが、少しクイークェグを説明する。

この可愛いポメラニアンは、同シーズンの第4話「休息」で、人の死ぬ瞬間が霊視できる男ブルックマンと同じアパートに住む老婦人ロウさんが飼っていた。

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ブルックマンとロウさん

 

ブルックマンが亡くなったロウさんの犬を飼って欲しいとスカリーにメモを書き残して自殺した為、犬を飼うことになる。

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メモと一緒にスカリーを待っている


以後スカリーは犬に、好きな「白鯨」の登場人物のクイークェグと名付けて飼うことになる。

クイークェグが登場するのは同シリーズの「害虫」と、ネームプレートのみ第8シーズンの「孤立」に出てくる。

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「害虫」ではスカリーが台所でクイークェグを洗っている


「ビッグ・ブルー」では、夜の散歩でスカリーが自動巻き取り式の伸縮ロングリードを落としてしまい、森に入ったクイークェグはビッグ・ブルーに喰われてしまう。

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ビッグ・ブルーの存在を頑なに信じないスカリーのせいで、クイークェグは死んでしまった

 

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リードを巻き戻すと食いちぎられた首輪とネームプレートだけが戻ってきた

 

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愕然とするスカリー

 

第8シーズンの「孤立」で産休に入るスカリーが、荷物の整理をしていて、過去の想いでの品々を発掘する。

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クイークェグのネームプレートを発見するスカリー

 

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時間が経っているので古くなっている質感を加えている

 

話を「ビッグ・ブルー」に戻す…モルダー、スカリーとクイークェグ一行は、道が判らなくなったので、恐竜が屋根の上にいる釣り道具を扱うおみやげ屋さんに行く。

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恐竜の首が上下に動く

 

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ビッグ・ブルーの話をするテッド

 

店主のテッドは夜、恐竜の足の靴を履いて湖に足跡を付けている所をビッグ・ブルーに襲われる。

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騒ぎを大きくして観光客を狙ったのか?この後ビッグ・ブルーに食べられてしまう



翌日、湖畔に足跡とテッドのキャップを発見して、モルダー達はテッドが被害にあったと推理する。

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一目見てテッドの帽子だ!と判るようになれば大したものだ

 

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マス釣りのウキのキャップだろうか…使い古されていてカッコイイ

 

アメリカの映画やドラマなどでは、こういう光景がよく見られる。
彼らは愛用のキャップをかぶり続け、いつしかキャップで誰か見分けが付く様になる…トレードマークという奴だ。

元F1-GPドライバーのニキ・ラウダさんも、いつも赤いキャップが有名で、ラウダさんは毎年キャップにスポンサー名を入れている…有名人だから、キャップが広告になっている。

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ラウダさんといえば赤いキャップだ



だから、俺もお気に入りのキャップはボロボロになっても愛用し続けるつもり。

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最近ずーっとかぶっているキャップは、俺のトレードマークなのだ。