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死霊のはらわた [ドラマ・映画・アニメ・漫画]

ホラー映画の金字塔[カチンコ]

この映画を最初に観たのは、30年位前、レンタルで借りて自宅のテレビで観た。
自分の部屋にあった中型のテレビの画面でも、十分怖かった。

仲間の間では俺同様怖がる人と、作り物丸出しで全然怖くないという人に、真っ二つに分かれた。

…俺なんかは、まず早送りで見て、何処でゾンビが出てくるか?等を確認してから巻き戻し、音声を小さくして見た…それでも怖くて飛び上がった。

ホラー映画には幾つかの種類がある。
物語の設定が怖いパターン…「悪魔の住む家」とかはこのパターンかも。
で、俺なんかは、このパターンは余り怖いと感じない。

映像が凄いのがスプラッターという奴で、血が飛び散る。
これも嫌悪感がカリカリされるけど、さほど怖くない。

俺が一番嫌なのは、「13日の金曜日」みたいな、話の設定は適当で、とにかく突然ドン!と出てきて驚かせる奴…そりゃ突然ゾンビが飛び出せば誰でも驚く…とは思うが、さほどダメージを被らない人もいる…別れた嫁がそのタイプで、俺が飛び上がる横でキョトンとしていた。

で、「死霊のはらわた」は上記全てが絶妙にブレンドされている。
話は…若者男女5人が休暇を森の別荘で過ごそうとやって来て、別荘の地下室で偶然『死者の書』とテープレコーダーを見つける所から始まる。

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もうこの段階で十分怖いのに、よせば良いのににテープレコーダーを再生してしまう。

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テープには悪霊を復活させる呪文が録音されていて、復活した悪霊が次々と若者達に憑依するというよくあるお話。

ゾンビと化したのを地下室に閉じこめるんだが…時々元に戻って騙したりと実に厄介。

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サム・ライミのデビュー作で、制作費は無いがアイデア満載で勝負している所にも好感が持てる。
監督の中学校からの親友ブルース・キャンベルが主演している。

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全身に血を浴びまくっての熱演。

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この手の厳しい映画は、見終わった後は疲れ切って放心状態になるのだ。