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柳瀬荘 [写真]

江戸時代の民家[カメラ]
柳瀬荘は、俺が住んでいる場所から凄く近くにあるので、一度行ってみたかった。

柳瀬荘は実業家・茶人としても名高い故松永安左ェ門の別荘だったもので、5.000坪を越える敷地内には武蔵野の面影を今にとどめる雑木林も残され、周辺の開発から一線を画した貴重な自然環境を保っている。
荘内の主要建物である「黄林閣」は江戸時代・天保期の民家の特徴をよく示すものとして昭和53年に重要文化財に指定された。
荘内には他に書院造りの「斜月亭」や茶室の「久木庵」などが残されている。

普段は木曜日にだけ開館しているだけで、現在は日本大学芸術学部のアート教育プロジェクトが行われているので建物の中にも入れると言うことなので新ブリュンヒルト号に乗って行ってみた。

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PB200008 posted by (C)taityo

駐車場から階段を上る。

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PB200009 posted by (C)taityo

鬱蒼とした木々の中を登り切った所に、天井が高い茅葺きのお屋敷が姿を現した。

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PB200013 posted by (C)taityo

誰もいない邸内に入りデジカメをパチパチやっていると、背後から人の気配がして…振り返ると美術学科のS先生がいらっしゃって色々と案内して頂いた。

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PB200015 posted by (C)taityo

相当古い建物だということは判るんだけど、家の痛みが少ないのに驚いていると、普段は人が家族で住んでいらっしゃるらしい。

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PB200026 posted by (C)taityo

各部屋に日芸美術学科の教職員の方々の作品があって、古い建物の中でアンティーク的色彩を放っていた。

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PB200029 posted by (C)taityo

イマイチ季節感を感じられなかったが、柳瀬荘には秋があった。

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PB200031 posted by (C)taityo

茶室は天井が低くて頭をぶつけてしまったです。

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PB200045 posted by (C)taityo

ゆっくりと時間が流れている…そんな空間だった。

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PB200053 posted by (C)taityo

木漏れ日が差し込む純和風の部屋を見ていると、映画「となりのトトロ」の中に入り込んだ錯覚がして今にも「まっくろくろすけ」がササッと走り去りそうだった。

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PB200056 posted by (C)taityo

因みに自宅に戻って調べたところ、「となりのトトロ」の舞台のモデルとなった場所は埼玉県所沢市松郷という所で、柳瀬荘からそう遠くない場所にあるので、俺の錯覚もまんざら的はずれでは無かったんだと思う。

チャーミングなS先生に挨拶をして、柳瀬荘を後にした。

駐車場の直ぐ前は浦和-所沢バイパスで、大型トラックなどがバンバン走っていてトトロとは別世界だった。

できればいつまでも古き武蔵野の姿が残っていて欲しいと願ったのだ。

柳瀬荘のスライドショーです↓